レザークラフトの基本技法3~コバ・床面磨きの方法とコツ

縫い穴を開けてもまだ縫い合わせてはいけません。

縫い合わせる前に、コバ・床面を磨く必要があります。
(コバ・床面がわからない方は初心者必見 レザークラフトで使う革の種類・特徴と選び方で解説しています。)

すべてのコバと床面を磨く必要はありません。

縫い合わせてしまうと、磨くことができなくなってしまう、コバと床面を磨きましょう。

例えば、財布の場合、小銭入れの内側などは床面になると思います。

磨いていないと、傷むのが早かったり、使っているうちに毛羽立ってきたりします。

これを防ぐためにも、コバ・床面磨きはしっかりしましょう。

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コバ・床面磨きの道具

コバ・床面磨きにはトコノールという専用の薬剤を使用します。

他にもいろいろ種類がありますが、最初はとりあえず、トコノールを使うといいでしょう。

トコノールをヘラで塗り、磨いていきます。

床面磨き

床面磨きの道具は、ガラス板を使うといいです。

トコノールをまんべんなく塗った後、ガラス板で磨きます。

この時、力を入れすぎると、革が伸びてしまうので注意しましょう。

磨いているうちに、艶が出てきて、毛羽立ちがなくなります。

また、接着材をつける場所にはトコノールを塗らないようにしましょう。

トコノールを塗ると接着力が落ちてしまいます。

もし、トコノールを塗ってしまった場合はやすりなどで表面を少し削るといいです。

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コバ磨き

コバを磨く前に、コバの色が気に入らない場合は染色剤で色を着けます。

コバ磨きはコーンスリッカーという専用の道具もありますが、磨くことができれば何でもいいです。

まず、コバの形を整えます。

方法はいろいろありますが、へりおとしを使うのが一般的です。

革を切り取った状態では、切り口は直角になっています。

この角ばっているへりを切り取ることで、コバを滑らかにします。

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へりおとしで角を切り取るときのコツは、刃の角度を一定に保つことです。

刃の角度を一定に保っていれば、スムーズに切り進めることができます。

逆に、刃の角度が変わると、刃が引っかかって止まったり、革から外れたりします。

へりおとしが終わったら、サンドペーパーなどを使って軽く形を整えましょう。

その後、トコノールをぬり、きれいにみがきあげていきます。

磨くときは、ウッドスリッカー、ヘラ付へり磨きなどの専用道具もありますが、布やガラス板で磨いても大丈夫です。

磨く道具は、自分で好きなものを見つけるといいでしょう。

ただし、あんまり粗いやすりなどで磨くとかえって汚くなったりしますので気をつけましょう。

下の画像はウッドスリッカーでコバ磨きをしているところです。

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レザークラフトに凝ってくると、コバ磨きの出来がすごく気になりだします。

どのくらい磨けばOKとかはなく、自分で納得できるまで磨くといいです。

革の種類によるコバ磨きのちがい

レザークラフト初心者の人で悩むことが多いのが、

「コバ磨き」です。

どんなにがんばって磨いてもきれいなコバにならないという人をよく見かけます。

そして、それは自分の腕の問題だと勘違いしている人がいますが、そうではありません。

コバ磨きはそんなに難しい作業ではありません。

うまくできないと悩んでいるなら、それはおそらく「革」のせいです。

コバ磨きがきれいにできる革の条件として

「タンニン鞣しの革であること」

という条件があります。

革にはタンニン鞣しの革とクロム鞣しの革の2種類がありますが、

クロム鞣しの革だと、コバはきれいに仕上がらないでしょう。

クロム鞣しの革は安いので、初心者が最初に買うことが多いです。

しかし、クロム鞣しとタンニン鞣しでは性質がまったく違うので、

コバ磨きをするような作品を作る場合はタンニン鞣しの革を買うようにしましょう。

さらに、コバがきれいに仕上がりやすい条件として、

「革の繊維がしまっていること」

があります。

これはどういうことかというと、

「ピット層を用いてなめされた革」

ということです。

革をタンニンでなめす作業方法は2種類あります。

「ピット層」と「ドラム」です。

ドラムは大きなタルの中に革を入れてぐるぐる回すことでタンニンを染み込ませる方法です。

一方、ピット層はタンニンを入れたプールに革を漬け込んで、自然にタンニンが染み込むのを待つ方法です。

ドラムでは、革に対していろいろな力がかかってしまうため、繊維が若干開いてしまいます。

しかし、ピット層なら繊維は引き締まったままです。

結論

結論としては、コバをきれいに仕上げたいなら

・ピット層タンニン鞣しの革

を購入することです。

ネットでピット層タンニン鞣しの革を買うなら栃木レザー和乃革の本ヌメ革をお勧めします。

国内タンナーの革で個人が買うことのできるピット層タンニン鞣しの革はこの2つくらいだと思います。

この次に読むといいページ

レザークラフトの基本技法4~菱目打ちで縫い穴を開ける

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