レーザー加工機なら正確に型紙と同じサイズの革を切り抜ける!

先日、レーザー加工機を導入しましたが、

使い方にも慣れてきたので、早速作品作りに利用してみました。

参考記事:個人向けレーザー加工機があれば革への焼印も簡単すぎる!

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (5)

前回の記事では、焼印としての利用価値があると書いていますが、

今回は焼印ではなく、

レーザー加工機を「切る道具」として利用してみました。

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パラメータを設定

レーザー加工機は3つのパラメータを調整して革を切ります。

パラメータは

  • レーザーを動かすスピード
  • レーザーの照射強さ
  • 繰り返し回数

です。

このパラメータを調整して、革がきれいに切れるパラメータを探していきます。

レーザーを動かすスピード

スピードを遅くすればするほど、

1箇所にレーザーが照射される時間が長くなります。

レーザー加工機は革を焼き切るので、

1箇所の照射時間が長くなれば、

切る線が太くなります。

レザークラフトに利用するときはあまり、遅くしすぎない方がいいです。

レーザーの照射強さ

レーザー自体の強さです。

パワーを0%~100%で設定できます。

いろいろ設定してみましたが、

革を切る時は100%のパワーでいいかなという感じがしました。

もっと焼き切りやすいもの、紙とかを切る時はパワーを下げるといいと思います。

繰り返し回数

レーザーで同じ線を何回繰り返し照射するかという設定を行います。

繰り返し照射することで、革を焼き切ることができます。

まとめ

革を切る時に設定するパラメータとしては、

スピードと繰り返し回数を調整するといいかなという感じでした。

最終設定

今回は長財布を作るためにレーザー加工機を使おうと思ったので、

材料となる和乃革の本ヌメ革(キャメル)の1㎜厚と2㎜厚を切るためのパラメータを探しました。

革の切れ端でいろいろなパラメータでテストをして、

一番きれいに切り抜けるパラメータを探しました。

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (1)

結果、

本ヌメ革1mm厚

・スピード500  ・パワー100  ・繰り返し回数3 

本ヌメ革2mm厚

・スピード400 ・パワー100 ・繰り返し回数8

という設定が切り抜きには良さそうでした。

画像を見てもらうとわかりますが、円形もきれいに切り抜くことができています。

財布作りに利用

適当なパラメータが決まったので、

早速財布の型紙をレーザー加工機のソフトに取り込みます。

型紙はCADで作成したものをDXFというファイル形式で保存しておけば、取り込むことができます。

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (10)

今回の財布は菱錐で穴開けを行うため、

穴を開ける位置もCADで書いておきました。

こうすれば、穴の位置がずれることもありません。

線の色でパラメータを変更

上記の画像を見てもらうとわかると思いますが、

型紙の線の色が黒と緑の2種類あります。

FABOOL Laser Miniでは線の色ごとにパラメータを変えることができます。

今回の場合は

黒の線は切り抜き

緑の線は表面に印をつけるだけ

という設定にしてあります。

革の準備

革は丸めて保存している人が多いと思いますが、

レーザー加工機で加工するためには平面(たいら)な状態にする必要があります。

ということで、

硬めのボール紙に革をマスキングテープで固定して平面にしました。

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (5)

革の切り抜き

ここまできたら、

パソコン上でスタートボタンを押すだけです。

後は自動で、レーザー加工機がやってくれます。

レーザー加工が終わった後の画像がこれです。

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (6)

しっかりと型紙どおりに線が書かれています。

問題はしっかりと切れているかどうかです。

そして、革を持ち上げてみると、

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (7)

しっかりと切り抜かれていました!

ボタンを押して待っているだけで、財布のカード入れ部分の革の切り抜きが完了しました。

加工に要した時間は約20分でした。

待っている間は他の作業ができるし、

正確に型紙通りの形に切り抜けることを考えると、かなりいいかんじです。

切り口

レーザー加工機は「焼き切る」ため、気になるのは切り口です。

今回はこんな感じになりました。

レザークラフトでレーザー加工機を利用|革の切り抜き (9)

見事に焦げて真っ黒になっています。

これはこれでデザインとして良いのかなという感じです。

この切り口をどのように利用するかは今後の検討事項ですね。

コバ磨きしたらどうなるか?

表面を軽く削ったらどうなるか?

など調査していきたいと思います。

気になったこと

FABOOL Laser Miniを使っていて気になったことですが、

革を焼き切ると、それなりの「におい」と「煙」が発生します。

火災報知器が感知しないか少しひやひやしましたが、

網戸にしていたら、大丈夫でした。

煙とにおいは今後の要対処事項のひとつです。

追記

実際にFABOOL Laser Miniを使って長財布を作ってみました。

詳細記事:FaboolLaserminiを利用した長財布の制作過程|レザークラフト作品

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コメント

  1. Hobby Fields より:

    大変興味深い情報をありがとうございます。
    ところで、Laser miniのレーザー部分は1.6W、3.5Wのどちらをお使いでしょうか?

    • shoichi より:

      コメントありがとうございます。
      こちらは3.5Wモデルになります。
      これを使った財布の記事も書いていきますので、よろしければご覧ください。

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