革の穴あけは、丸穴ならハトメ抜き・長穴なら美錠抜きを使い分けるのが最短です。
先に結論を言うと、失敗しやすいのは「サイズ選び」と「位置決め」なので、この2点を先に押さえればきれいに仕上がります。
この記事では、用途別の使い分けと初心者向けの穴あけ手順を短く整理して解説します。
ということで、今回はレザークラフトにおける穴あけ技法の「ハトメ抜き」と「美錠抜き」を紹介します。
ハトメ抜き(丸穴向け)
まずは、ハトメ抜きから紹介します。ハトメ抜きは革に円形の穴をあけるための道具です。
この円形の穴はレザークラフトではいろいろな用途で使用します。
ギボシをつけたり、ホックをつけたり、レザークラフトの作品には欠かせない金具をつけるためのにハトメ抜きは必要になります。
ハトメ抜きの円のサイズは規定で数種類に分類されます。一番小さいもので、直径0.6mmの2号から大きいもので直径30mmの100号まであります。
自分が使いたい金具のサイズを決めて、それに合う大きさのハトメ抜きを選んで購入するようにしましょう。
ハトメ抜きの使い方
ハトメ抜きを使用した穴あけの方法は基本的に菱目打ちと同じです。
革に対して垂直に立てて、上からハンマーで2,3回叩いてくりぬきます。
注意したい点は「垂直に穴をあける」ことです。斜めにあけてしまうと、金具が取り付けられなかったりします。
まぁ、金具が取り付けられないということはほとんどありませんが、垂直を意識して穴開けをするようにしましょう。
ハトメ抜きで穴をあけるときは、穴の中心にマークをつけておくと簡単です。
マークをつける場合は型紙の時点からマークを作っておきます。
そして、革を型紙の形にくりぬくときに、ハトメ抜きをする穴の中心部分を丸錐(まるぎり)で刺してしるしをつけておくといいです。
ハトメ抜きでくりぬくときには、一度軽くハトメ抜きの刃を革に当てて、薄い跡を革につけて、丸錐(まるぎり)のマークが円の中心に来ていることを確認してから、穴をくりぬくようにすると失敗しません。
美錠抜き
美錠抜きとは革に長穴をあけるための道具になります。
この長穴の用途は主にベルトのバックルを取り付けるための穴になります。
最近では、スマホケースのカメラ穴などにも利用できます。
レザークラフトのいいところは自分の好きなように本革グッズが作れるところなので、この長穴の利用方法も自由に考えるといいです。
美錠抜きを使わず長穴をあける方法
美錠抜きがあれば長穴をあけるのは簡単なのですが、それほど使用頻度は高くありません。
趣味程度なら、わざわざ美錠抜きを使わなくても長穴をあける方法があります。
それは、ハトメ抜きとカッターを使った方法です。
まずは、長穴の両端部分にハトメ抜きで穴をあけます。
そのあと、カッターで穴と穴の間の革を切り抜けば、長穴の完成です。
このように、レザークラフトの道具の使い方に決まり事はありません。
自分の表現したい形をよく考えて、それを実現するための道具を考えるのも結構楽しいです。
経験を積むことで、いろいろな道具の使い方のアイデアが生まれてきたりします。
いろいろな作品を作ってレザークラフトの経験値を積んでいきましょう。
レザークラフト初心者が次に読むといいページ
レザークラフト初心者のための基本技法穴あけ作業を続けるなら、作業音を抑える工夫も知っておくと取り組みやすくなります。菱目打ちを静かに使う工夫も参考にどうぞ。
穴あけ精度を安定させたい場合は、30日練習ロードマップで反復手順を作ると定着しやすくなります。
静音で穴あけしたい場合は、こちらの方法も参考になります。
道具をこれからそろえる場合は、100均で代用しやすい道具一覧も先に確認しておくと準備が早くなります。
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