革の縫い合わせまで完成したら、残すは最後の仕上げだけです。
まだ磨いていないコバをきれいに磨いていきます。
最終仕上げでコバ磨きを行う場所は外から見える場所です。
そのため、作品の仕上がりに大きく影響してきます。
自分が納得できるまで、丁寧に磨きましょう。
このページでは基本的なコバ磨きの方法に加えて、ちょっとかわったコバ磨きの方法も紹介しています。
基本のコバ磨き
まずは基本のコバ磨きを紹介します。
コバが毛羽立って荒れている場合はやすりで毛羽立ちを失くしましょう。
まずは、粗いやすりを使って、徐々に細かいやすりに変更していきましょう。
やすりでコバをきれいにしたら、コバにトコノールを塗って磨いていきます。
コバのように細かいところにトコノールを塗る場合は、指か絵の具用の筆で塗るときれいに塗れます。
コバにトコノールを塗ったら、
で磨いていきます。ある程度厚さのある革の場合、コーンスリッカーが使えますが、薄い革の場合、ふにゃふにゃなのでコーンスリッカーでは磨きにくい場合もあります。
そんな時は、指で磨くといいです。指で磨くだけでも結構きれいになります。
この磨く工程をどれだけ頑張るかによってコバの艶などが変わってきます。
コバに艶を出したいなら、とにかく磨きましょう。
電動工具などがあると結構楽に磨けたりします。電動工具はこちらで紹介しています。
水で磨く
コバ磨きは水だけでもできます。トコノールの成分は木工用ボンドと水です。
要は、水で薄めた木工用ボンドのようなものです。
トコノールの代わりに水をコバにつけて磨きます。
しっかり磨くことで、結構艶が出ます。
コバワックスを使う
コバワックスとはロウ成分でできたワックスです。
こいつをコバに塗りつけてから磨くことで、防水効果や固くなる効果があります。
コバに塗りつけた後、その部分を熱して、ロウをとかし、革にしみこませると効果があります。
熱するための道具は何でもいいです。私の場合、熱したスプーンでやったりします。
まとめ
コバに艶を出すためにはしっかりとみがくことが大切です。
また、コバ磨きにへちまをつかったり、ストッキングを使ったりしている人もいます。
コバ磨きの方法は人それぞれです。
自分で一番納得できる磨き方を見つけて、理想のコバを作れるようになりましょう。
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