レザークラフトを初めてブックカバーしか作ったことのない初心者が、リュック作りに挑戦しました。
その様子を何回かに分けて紹介しています。
リュック作りのそのほかの行程に関する記事はこちら今回は完成編ということで、今回が最終回になります。
各種パーツの作成
これまでの記事のなかで紹介していない、各種パーツの作り方を紹介します。
背中パーツの作り方
背中パーツを作ります。
背中パーツは芯材、革、スポンジ、裏地、内部ポケットを縫い合わせて作ります。
まずは、革パーツを型紙に合わせて切り取ります。
リュックの背中パーツはかなり大きいので、切っているうちに型紙がずれるといけないので、型紙と革を固定して切ることをお勧めします。
私の場合ガムテープで固定しました。
革パーツを切り出したら、革パーツの銀面の大体中心に芯材を置きます。ガムテープなどで仮止めします。
革がはみ出ている部分の幅が一番狭い箇所をもとに、ステッチングルーバーで縫い線を引いていきます。
縫い線を引き終わったら、芯材と革パーツをばらけさせて、ひとまず革パーツは置いておきます。
次に、芯材、裏地、内部ポケットを縫い合わせます。
裏地と内部ポケットをボンドで仮付けします。この時、ポケットの口の部分を仮付けしてしまわないように注意しましょう。
左右辺と下辺を仮付けします。
そして、芯材にポケット付裏地を仮付けします。
この時、仮付けする箇所はポケット下辺の部分です。芯材と縫い合わせる部分がポケット下辺になるので、ここだけ仮付けしておきます。
芯材とポケット付裏地の仮付けが終わったら、菱目打ちでポケット下辺部分に縫い穴を開けて縫いあわせます。
最後に芯材と革背中パーツでスポンジを挟んだ状態でボンドで仮付けして、ひとまず完了です。
肩紐の作り方
肩紐の形に革を切りぬきます。
スポンジは肩紐よりも一回り小さいサイズで同じ形に切り抜きます。
スポンジの形は大体で大丈夫です。まっすぐに切る必要はありません。
スポンジを革で挟みます。この時、革の端っこ(縫い代部分)にボンドをつけておきます。
縫い代部分をくっつけていきます。
このとき、くっつけてもすぐに離れてしまうので、少しずつクリップでくっつけていくといいです。
ボンドが乾いたら、縫い穴を開けて、縫い合わせたら完成です。
全パーツの合体
これで全パーツがそろったので、全て合体させていきます。
まずは、革背中パーツに肩紐パーツとマチ調整パーツをボンドで仮付けします。
次に、そこに革マチパーツを仮付けします。
この時、マチパーツの縫い代部分には切り込みをいれることで、カーブ部分をスムーズに作ることができます。
マチパーツを1周仮付けしたら、マチパーツ同士の接合部分もボンドで仮付けします。
この状態で、菱目打ちで穴あけをやって、縫い合わせます。
次に、マチパーツ同士の接合部分に菱目打ちで穴を開けます。
接合部の穴あけが完了したら、そこはまだ縫わずにマチパーツを裏返します。
裏返したら、先ほど穴を開けた接合部分と裏地のマチパーツ部分をボンドで仮付けします。
そのあと、縫っていきます。
次に、リュック上部のファスナー部分と裏地を仮付けします。
ファスナー部分に開いている縫い穴を利用して、裏地を縫い付けます。
ここまでくればあと少しです。
革マチパーツの開口部に内部ポケットと裏地マチパーツ、ファスナーを仮付けします。
菱目パンチで穴あけをします。菱目打ちでもできますが、菱目パンチの方が、ここではかなり楽です。
穴あけ完了後、縫えば98%完成です。
後は、マチ調整ヒモと肩紐を縫い付ければ完成です。
最後のほうは写真がなくてわかりにくいかもしれませんが、これで完成です。
完成!
感想
正直かなり大変でした。
そして、改良点はまだまだたくさんあります。
しかし、リュックを作ることでレザークラフトに関するいろいろなことを学ぶことができたと思います。
次はもっといい作品ができると思います。
でも、
最初は以下のような型紙を買った方が満足いく作品が作れると思います。
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