アパレル関係の仕事をしている知人が、
「領収書で財布がパンパンになるから、領収書専用のケースが欲しい」
ということを言っていたので、
革の領収書入れを作りました。
制作過程や型紙などを紹介します。
領収書入れの型紙
どんな形の領収書入れにしようか迷ったのですが、
領収書を入れるだけなので、シンプルさにこだわりました。
いろんな作品をネットで見たりして、
最終的には、以前購入したShiANの名刺入れの型紙を流用することにしました。
流用と言っても、
型紙自体はほとんど同じで、少し横に伸ばしただけです。
CADで型紙を少し修正して、型紙を印刷しました。
今回は、型紙を印刷した紙(薄いやつ)をそのまま革の上にのせて、
直接切り取っていきました。
使用した革は和乃革の本ヌメ革黒の厚さ1㎜です。
菱錐で穴開け
革に型紙を固定(マスキングテープを利用)して、
菱錐で縫い穴を開けていきます。
CADで縫い穴まで設計しているので、その部分に穴を開けていくだけです。
バネホックの取付
ここでバネホックも取り付けておきます。
今回は名刺入れのものよりも少し大きめのバネホックにしました。
まずは、革の上に型紙を乗せて、
ホックを取り付ける位置に印をつけます。
印をつけた部分にポンチで適当な大きさの穴を開けます。
ポンチはいろんな大きさのものを持っていると便利です。
バネホックを取り付けます。
バネホックの取り付けにも、サイズに合わせた専用の工具が必要です。
これはバネホックを購入したときに一緒に購入しておくといいです。
ここまでで、下準備が完了です!
手縫いをする
後はひたすら縫っていくだけです。
今回は縫う距離も少ないので、ミシンを使用せずに全て手縫いです。
マチパーツを縫う
まずは、マチパーツを縫っていきます。
銀面どうしを向き合わせて縫うというところだけ間違えないように気を付けます。
両サイドとも縫いました。
縫い糸はクラフト社の細で、色はモカ(04)です。
本体パーツに縫い付ける
次に本体パーツとマチパーツを縫い付けます。
まずは、中心部分を縫います。
次に両サイドのマチ部分を縫います。
このとき、画像のようにした部分から縫い始めたほうがいいです。
上から縫い始めると、縫い終わりが窮屈で大変です。。。。
両サイドを縫い終えたら、革に折癖を付けて、完成です!
革の領収書入れ完成写真
それでは、完成写真を紹介します。
写真が下手なので、作品の良さが伝わりにくいかもしれませんが。。。
シンプルだけど、領収書入れとしては必要最低限の機能で、
良い作品ができたと思います!
サイズ比較のために別たちと一緒に撮影。
大体横幅17cm、縦が8cmくらいの大きさです。
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