レザークラフトを初めて1カ月の初心者だった私ですが、リュックが作りたくて、構想を練りました。
初心者なので、どういう材料があるか、どういう革があるか、わからないことだらけで、いろいろと悩みました。
初心者にもかかわらず、普通のリュックは嫌で、変わった形のリュックを設計しました。
設計の様子はこちらで紹介しています。
型紙の設計だけでも、1カ月近くかかったと思います。
しかし、レザークラフトでは型紙設計がとても重要です。
型紙の設計さえしっかりできていれば、組み立てはスムーズにいくはずです。
ということで、型紙設計後の材料集めから、実際の組み立て~完成までを紹介したいと思います。
材料集め
革
材料選定の中で一番悩んだのが、革選びです。
私はこれまで、端切れセットしか購入したことがなかったので、オイルレザーとかヌメ革とかいうのはネット上でしか見たことがありませんでした。
しかし、リュックを作るとなると、革選びは最重要ポイントになるため、実物を見てから購入したいと思いました。
ということで、家(名古屋)近辺で革の販売をしているお店がないか探しました。
すると、うちから車で90分程度のところにレザーマニアというお店を発見しました。
このレザーマニアさんは、ネットでもよく見かけていた革屋さんでした。
ということで、さっそくお店に行きました。
店内にはたくさんの革がありました。いろいろな革を見て、自分がリュックで使いたいのはこういう革だというイメージができました。
結局、その日は何も買わずに家に帰って、後日ネットで自分がイメージした革を購入しました。
購入したのは、オイルをたっぷりしみこませてなめされた、プルアップレザーというヌメ革です。
この革は手触りがソフトで、やわらかく、革の経年変化が楽しめる素材です。
リュックを作るとなると、そこそこ大きくて厚みのある革が必要になります。
ということで、初めて半歳サイズの革を購入しました。少し大きめに160ds厚み1.5㎜の革を購入しました。
届いてみると、かなり大きくて、3人掛けソファーくらいの大きさでした。
ファスナー
ファスナーもかなり迷いました。
ファスナーはめちゃくちゃ安いのから、かなり高価なものまでいろいろありました。
ビスロンという素材で作られているものはかなり安価です。しかし、強度や見た目に満足できませんでした。
せっかくいい革を使ったリュックを作るのに、ファスナーが安っぽいと作品が台無しになってしまいます。
ということで、金属製で丈夫そうかつ、見た目も妥協しないファスナーを選びました。
取り付けた画像がこんな感じです。
ファスナーの長さは食切りを使えば自分で調整できるので、自分がほしい長さに近いものを買いました。
ただし、このファスナーは最長で60cmまでしかなく、造りたいリュックの一番長いファスナーは73cm必要でした。
ということで、73cmのファスナーだけ別なものを買いました。
それがこのファスナーです。これは、長さを1cm単位で注文できて、金具の色から形、テープの色まで好きなものを選べるというのでかなり自由度が高いのでお勧めです。
これは結構高かったです。でも、理想の色と長さを兼ね備えているファスナーがこれしかなかったので仕方ありません。
ということで、ファスナーもそろいました。
裏地
裏地は無くてもいいのですが、今回のリュックは内縫い(内側に縫い目が来る)のため、裏地が無いと、縫い目が丸見えになってしまいます。
さらに芯材も使うので、それも裏地がないと、バッグを開けたときに見えてしまいます。
ということで、裏地を使用することにしました。
裏地はデニム地のストライプ柄にしました。革が黒なので、少し明るめの生地にしました。
しかし、ストライプの色は白と黒なので、明るすぎずいい感じになるはずです。
芯材
今回作るリュックは、旅行にも使えるくらい大きなリュックなので、芯材を使わないと形が保持できないと思いました。
さらに、たくさんの荷物を入れて重くなったリュックを背負うためには、背中と肩ひものクッションも重要です。
ということで、形状保持用に底板 ベルポーレン 1ミリを、クッション材としてノアフォーム 7.0mm 緩衝材 高弾性ウレタンを購入しました。
これは、事前に芯材のサンプルを無料で取り寄せできたので、それを参考にして選びました。
結果、どちらも想像以上によかったです。特にノアフォーム 7.0mm 緩衝材 高弾性ウレタンは革と革の間に挟むだけで、売り物と同じような感触のクッション感が得られました。
バックル
マチ調整用の革紐の長さを調整するのにバックルを購入しました。
これは通常ベルト用ですが、見た目のよさと使いやすさからこれを使うことにしました。
リュックカン・移動カン
リュックの肩ヒモの長さを調整するための金具です。
最初はこの金具の「リュックカン」という名前を知らなかったので、名前を知るまで苦労しました。
なんか、こういう輪っかになっている金具を~~カンというみたいですね。Dカンとか角カンとか。
肩ひも部分に必要ということでこいつも購入しました。
以上でリュックづくりの材料は全部です。
型紙設計から材料選定でかなりの時間がかかりましたが、ようやく作成に取り掛かります。
材料集め部分で思った以上に長くなってしまったので、続きは別の記事に書きます。
リュック作りのそのほかの行程に関する記事はこちら
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