レザークラフトをやっていると、いずれは使いたいパーツの一つにファスナーがあります。
ファスナーは鞄、財布、ペンケースなどいろいろなところで使います。
ファスナーの基本の取り付け方を知っておけばいろいろな作品に応用できます。
ということで、今回はレザークラフトにおけるファスナーの取り付け方の基本を紹介します。
ファスナーの長さ調整
まずは、ファスナー取り付け位置に合わせてファスナーの長さを調整します。
必要な長さを測ったら、ファスナーに印をつけます。
印から3つくらい長い部分でファスナーを切り取ります。
そのあと、余分な部分のファスナーの金属パーツを取り外していきます。
この時、喰い切りという道具を使います。
喰い切りでファスナー金具をひとつづつ、切り取っていきます。
金具の先端を切り取るようにして、布まで切らないように注意しましょう。
必要ない金具をすべて切り取ったら、ファスナーの引手止めをつけます。
このままだと、ファスナーの引手は簡単に外れてしまいます。
引手止めは切り取ったファスナーのやつを再利用します。
喰い切りの刃を引手止めと布の間にすべり込ませて、少し力を入れます。
すると、少し金具が開いて布から外せるようになります。
外した金具を新しい位置に取り付けたら、ペンチなどではさみ固定します。
これで長さ調整は完了です。
下準備
ファスナーの長さ調整が完了したら、革の下準備をします。
ファスナー取り付け部分をきれいに見せるため、ファスナーを縫い付ける部分はヘリ返し(革を折り曲げる)をして、コバが見えないようにします。
ヘリ返しを行う場合、その部分は革が二重になります。
そのため、その部分が厚くならないように、革を漉いて薄くします。
漉くときは専用の道具を使ってもいいですが、[楽天オルファ 別たち]でも可能です。
縫い付け
ヘリ返しをしたら、ファスナーと革をボンドで仮付けします。
そのあと、菱目打ちで穴を開けて縫っていきます。
縫い方は革同士を縫うときと同じです。
縫いが完了したらファスナーの取り付けは完了です。
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