レザークラフト作品~クラッチバッグの作り方_作成時間目安7時間

レザークラフトを始めてから3つ目の作品となったのがクラッチバッグです。

奥さんからのリクエストにこたえて作りました。

ちなみに第1作品はブックカバー、第2作品はリュックです。

クラッチバッグは見たかんじすごく単純で簡単に見えます。

リュックを作ったあとっだったので、余計にそう感じました。

実際、リュックよりはかなり簡単です。しかし、思ったよりも時間がかかりました。

しかし、いままでの作品のなかで一番きれいにできたことは確かです。

ということで、クラッチバッグの作り方を紹介します。

奥さんからのリクエスト

まずは、奥さんからのリクエストがどんなものだったかを紹介します。

リクエストは

・大きめで二つ折りタイプ

・色は黒

・ファスナーは金色、裏地も金色

・あまりかっちりした感じではなく、適度なやわらかさがある感じ

・外にポケットを一つ

こんな感じです。

型紙設計

リクエストを聞いた後、型紙を設計しました。

といっても、長方形が二つだけです。

そこにポケットの位置と折り返す位置とボタンの位置を書けば終わりです。

とりあえず型紙設計が終わった時点で奥さんに大きさを確認して、OKが出たので材料選びに取り掛かりました。

材料集め

革はやわらかめがいいということだったので、タンニンなめしの0.7㎜の牛革を使用しました。

結構大きめの革が必要だったのでサイズは半栽(100ds)を購入しました。

実際に使うのは半分くらいなので、残った革は別な作品に使いたいと思います。

裏地

裏地はかなり迷いました。奥さんが。

裏地の色は重要だ!ということで、思い切って4色の裏地を購入しました。

実際に使うのは1色だけだけど、ほかのやつもいずれ使うかもしれないということで購入しときました。

結局最終的に使用したのは、結構明るめのゴールド。

購入店➡ソフトサテン生地 全64色

ファスナー

ファスナーは以外と高いです。

そして、なかなか理想のものが見つかりません。今回も結構探しました。

外ポケットのファスナーはすぐに見つかりました。

しかし、本体ポケットのファスナーはサイズが35cm以上で、引手に革ひもを付ける必要があったので、スライダーの形も重要でした。

結構探して、ようやく見つけました。

購入店➡金属ファスナー 5番 40cm ゴールド

ボタン

二つ折りタイプのクラッチバッグなので、折った時に固定するマグネットボタンを一つ付けます。

購入店➡マグネットボタン(マグネットホック)18mm 1個入 M1018

以上で材料集めは終わりです。

クラッチバッグ作成工程

革の切り取り

まずは革を切り取ります。

今回は大きめの長方形が二つだけなので、厚紙の型紙は用意せず、革に直接線を書いて切っていきます。

大きい長方形なので、直角が正確に描けるかどうかが結構重要になってきます。

角度が2~3°ずれただけで、結構形が変わります。

そのため、曲尺を使うことをおすすめします。

私は、60cmの直線定規と30cmの曲尺を使っています。

革を切り取ったら、ポケット用の穴を開けます。

しっかりと中心に開けたいので、革の床面に中心線をまずは引きます。

そして、折り返し線も引きます。

最後に折り返し線からポケットまでの距離を測ってポケット穴の線を引きます。

このポケット穴は購入したファスナーの大きさに合わせました。今回の場合25cm×1cmの長方形です。

これで革の切り取りは完了です。

ポケット作成

次にポケットを作ります。

ポケットには裏地生地を使います。

裏地生地をポケットの大きさに切り取ります。

ポケットは2枚の長方形の生地を縫い合わせて作るのですが、この時注意することがあります。

それは、同じ大きさの長方形2枚ではだめだということです。

片方の長方形にはファスナーも付きます。そのため、もう片方はファスナー分大きくしなければいけません。

文章では難しいので、下の図を見ればわかると思います。(画像はリュック作成の使いまわしですが、作り方は同じです。)

下図のストライプ生地が今回の場合は裏地になります。

生地を切り取ったら、口部分以外を縫い合わせて袋状にします。

次に、ポケット穴を開けた革にファスナーをボンドで仮付けします。

そして、生地で作ったポケットもそこにボンドで仮付けします。

その後、革の銀面に縫い線を引き、菱目打ちで穴を開け、縫います。

これでポケットの完成です。画像がなくてすいません。

本体ファスナーの取り付け

次に本体ファスナーを取り付けます。

革とファスナーをボンドで仮付けします。

菱目打ちで穴を開けます。縫います。

これでファスナー取り付け完了です。またまた、画像がなくてすいません。

本体縫い

次に本体を袋状に縫います。

最終的に縫い目が見えなくなる内縫いにするので、床面が表側の状態で袋状にしてボンドで仮付けします。

この時本体ファスナーは開いた状態にしおかないと、最後に裏返せなくなるので注意しておきましょう。

本体を縫い合わせたら、とりあえず裏返しのまま置いておきます。またまたまた、画像がなくてすいません。

裏地作成

裏地を作ります。

裏地は革と同じ大きさの長方形2枚を切り取ります。

それを内側に生地の表が来るような袋状にして縫い合わせます。

完成です。文章では短いですが、縫う距離は長いので大変です。

本体と裏地の縫い合わせ

ここまで来たらあと少しです。

本体と裏地を縫い合わせます。

まずは、裏返った状態の本体の底の部分と裏地の底の部分の隅同士を縫い合わせます。

次に、裏返った状態の本体を裏返します。

最後に、裏地の口部分と本体の口部分を縫い合わせて完成です。

最後の方は、写真が少なくてすいません。

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